【備忘録】女祭り2014

本当は順番に、現場に行ったライブの記憶を掘り起こしていこうと思ってたけど、

まる2年近くすっとばす形になってしまうけど、

今年の女祭りのことを新鮮なうちに書いておこう。ももクリのチケット取れなかったし…

 

アリーナ規模以上の箱だと、もう完全に「当選するつもり」でチケットを申し込んでしまうので、AE(ファンクラブ)先行に落ちたときは本当にショックだった。Yahooのリアルタイム検索で、「女祭り」なんて調べて、落選同志を見つけて(脳内)握手したりするも、当選報告も当然あるわけで、さらに落ち込んだ。(顔写真で選んでる、なんていうジョークも辛かった。)

そんな中、2012年の女祭りを一緒に見た友達から当選の連絡が入り、彼女は「こんなこともあろうかと」2枚で申し込んでいたという用意周到さで、同行者として誘ってくれた。神。女神。数時間前と同じ検索結果を、まるで逆の気持ちで眺めた。(ひどい)

 

11月24日。お昼頃の新幹線で大阪へ向かった。まあ、物販は、最近の状況鑑みるに売り切れとかないっしょ、という読み。北浜にホテルをとったので、まずはそちらに荷物を置かせてもらうために立ち寄る。フロントのかわいいお姉さんに「ももクロ、女祭りですか。…羨ましい!」と、言われてちょっとびっくりしつつ、同志遭遇は嬉しかった…けど、お姉さんはもしかしたら落選してあえてシフトを入れていたのかもしれない。申し訳ない。

大阪城ホールへ着いたのは13時過ぎくらいだったか、物販の列は完全に解消されていた。並びながら何を買うか決めようと思っていたので少し慌てた。今回はTシャツが微妙なのである。いや、かわいいんだけど、アラフォーなわれわれ的にはこれ「寝間着」としてしか許されない感じのデザインだったのである。まあ、買ったんですけど。私は赤を。彼女は紫を。

想定外に時間が空いてしまったので、着替えと腹ごしらえも兼ねて、近くのホテルのカフェに入った。シャレオツというか、リッチ空間過ぎて、露骨に「ももクロのライブに来ましたー」的な格好で入るのはなかなか勇気が要ったが、他にも数組いたので救われた。スペシャモンブランなる、「栗!!!!!」としか言いようがないモンブランを食べた。価格ももちろんモンブラン。これがなかなか「どっしり腹にたまる」感じで、ライブ終了までエネルギー切れを起こさずに済んだ。ありがとうモンブラン

 

開場。今回も、会場発券である。約2年のブランクがある友人は、顔認証システムが顔のどこをどう見ているのか気にしていたが、確かに「OK」早すぎて本当に機械認証しているのか…係員の人が実は目視確認してるだけなのではないか…と思わないでもない。

座席はアリーナの後方だった。これはステージ見えないかもしれないなあ、というやや残念な配置に思えた。花道があればあるいは…と、中に入ってすぐに、後方の小さなサブステージに気づいた。サブステージにしてはお立ち台部分が小さすぎるのが気になった。自分たちの席へ着くと、すぐ脇に柵で囲まれた小さなお立ち台が!

おお、これはここにメンバー来るよ!!とテンションいきなり上がる。現金である。

 

ライブが始まる直前の、ざわざわした時間が好きだ。トイレに行く人トイレから戻る人、席を探す人、何か叫んでいる人、突発的な拍手、行き来する「撮影禁止」のプラカード…満ち満ちる期待感。いつもはぼんやり眺めているけど、今回は隣に友人がいたので色々話していた。配られたメニューについて。月のなんとかってこれはMOON PRIDE来るでしょう。あと月系のバラードとか。ワニとシャンプーあると思う?(扇子をどうするべきか?)いやこのメニューで入る余地なくない? もう秋だし。笑顔百景も…ないね。じゃあしまっとこ。…とか言って来ちゃったらごめーん。わはは。

茶番VTRからOvertureが始まってすぐ、女祭りの利点に気づいた。2012年はLVだったから気づいていなかった。普段のライブとの最大の違いそれは、アリーナの見通しの良さである!! 斜め2つ前に高身長の子がいたので、ステージの一部は隠れたけれどそれでも、見える。いつもなら黒い頭で隠れるところが見える。おおー。いいね。基本、アリーナ後方よりはスタンド前方のほうが良い席、なのだが女祭りは例外であった。なんだかんだ、男性の方が背が高いのだなあ、と当たり前のことをしみじみと噛みしめる。

以下セットリストに沿って。

 

1: Wee-Tee-Wee-Tee

久しぶり、の声も聞いたがそうでもないような? 今年のAE限定ライブでやったんだったかな?初めて聞いたのは、たぶん2012年のクリスマスライブ。初披露だったはずなのに、異常に盛り上がってびっくりしたのを覚えている。ジャンプが楽しい曲。箱推しっていつ飛べばいいんだ…?

なに風、とも形容しがたい、でっかいリボンが印象的な衣装。最初、ライティングの関係か、かなこもピンクに見えて「ん?ん?」ってなった。

2: Z女戦争

好き好き大好きZ女戦争。いろいろ展開していく曲が好きである(黒い週末とか)。前奏なしでいきなり「3時の方向に!」と始まるので、目覚まし向きの曲でもある。毎朝飛び起きてる。女祭りでZ女戦争、というのは直球すぎて避けられやしないかしら、前回も歌ってるし、と思っていたので歌ってくれて嬉しかった。合間合間でピースする風習は守っていきたい。

3: 仮想ディストピア

あ、なんか畳み掛けてくるなーと思った。かなこ VS 他4人に分かれて歌う部分は好きだけど、曲全体としては普通かな。

4: ツヨクツヨク

え、もう!? である。ツヨクツヨクといえば、クライマックス盛り上げ曲の定番なのに、ここで!? である。こういうところがゆみ先生風、なのかな。畳み掛けの畳み掛けで会場はたいそう盛り上がった。ところで、最初のサビからタオル回すようになった(メンバーが回すようになったもんだから皆追従した)のは、いつからだったろうか…? 2012年のももクリはまだ回してなかったはず。「間違えないように…間違えて回さないように…」と緊張していた記憶あるし。うーん。曖昧。

1番から回すツヨクツヨクを今回初体験だった友人曰く「全部回す方が楽でいいよ! 間違えないようにとか考えないでいいし」。だよねー。

5: My Dear Fellow

自己紹介からの茶番からのさらっと曲入り。最近あーりんどうしちゃったんでしょう。面白い。

この曲わりと好きなんだけど、やっぱりどうしても「まー君のための曲だよなあ」と思ってしまうというか、わたしがこれを「好きだ」という資格はないような気がして、なんかこう正面から向き合えないのが残念。

6: ワニとシャンプー

まじかー! と慌てて扇子出すわれわれ。予想外だった。2012年もメイド服+お盆でワニとシャンプーしたんだった。今回もお盆?的なものを持っていた、かな。

アリーナだと何の躊躇もなく「と・ぶ・よ!」に乗れるからいい。微妙にタイミングを合わせるのが難しく、緊張する。1回失敗した。早くとびすぎた。恥ずかしい。

7: いつか君が

シリアスな秋ソングと見せかけて「栗が美味しい季節だね」で、ずこーっとなるかわいい曲。前奏を初めて聞いたとき、これぜったい「あーよっしゃももくろー」が入るだろー、と思っていたのに一向に入る気配がないという。なぜだす。トロッコソングになることも多いから、今回ステージで歌ってくれたのは良かった。

8: ピンキージョーンズ

VTR流して衣装替え。メニューから連想した通りのアラビアン。あとのMCでメンバーがへそだしへそだし言ってたけど、言われるまで気づかなかったくらいのささやかなへそ出し。第一印象は「これぜったいGOUNNやる!」。

ピンキージョーンズはやっぱり「シャイニー雲も輝くよ」が(コール的な意味で)山場だと思うんですが、個人的成功率は10%未満な気がいたします。むずかしいよ。「ももか」じゃなくて「ももーか」と言うといい、とか。「(シャイ肉)ももか」と言うつもりで、とか。むずかしいよ!!

あと地味に、「しおり」が難しい。直前の「(届くの)かーなーこぉぉ」が気持よくて余韻にひたりすぎてしばしば忘れる。むずかしいよ!!!

9: DNA狂詩曲

好き好き大好きDNA。脳内カラオケするとき「それでも一人って言うなら」の部分のメロディをいつも間違えるDNA。相変わらず畳み掛ける系セットリストだなあ、と思いつつ。

10: MOON PRIDE

セーラームーンは無印後半からリアルタイムで(大きいお友達として)観てた。SSまで。(あらまり時代の)Sound Horizonの曲が好きでCDやDVD買ってた。…なので、発表されたときは「す、好きなモノがみんな集まってくる…!(関係ないけど中島みゆきも好き)」と混乱の極みだったりした。

ハモリが面白くて好きな曲。ライブではどうかなー、と思ってたけど、わりとこなしている印象。本当、うまくなったなあ。桃神祭初日は誰かがハズしてた気がする…。ソロパートと全体パートのバランスがよい曲は聴いてて楽しい。

11: Moon Revenge

前述のようにセラムン観ていたのに、この曲の記憶がない。ED曲といえば「乙女のポリシー」だろー?くらいの。調べたら映画版の挿入歌だった。少女革命ウテナ好きとしては見ておかなければならない映画だ。いつか見よう…

「タトゥ!」のところの振り付けがかわいく面白かった。おかげで「タトゥ!」ばっかり印象に残っている。この曲、本当は桃神祭の2日目に歌う予定だったんじゃないかなあ…と思っているけど、真実は関係者のみぞ知る。衣装的に、結果的に、女祭り初披露でよかった。

12: 月虹

やっときたバラード。あらためてセットリスト見てて思ったけど、ここまで前のめりすぎだ。衣装と曲がよく合ってた。

13: 空のカーテン

バラードの中では好きな曲。ちょっと歌詞が、さすがに青臭くて恥ずかしいんだけど、まあ、かわいいよね!!中高生の頃に聞いていたら大好物だった可能性大。

れにちゃんソロパートが、(上部ステージからメインステージへ移動するための時間稼ぎで)生歌というかVTRのれにちゃんが歌ってる風、だったのが少し残念。ダンサーさんと一緒のダンスだったので、新鮮で、面白く見た。

14: Chai Maxx

VTR茶番からの衣装替えふたたび。VTRの中で「さーさき!さーさき!」な流れがあり、会場中勘違いして歓声あげながら立ち上がってしまったという。もちろんわたしも。騙された!

そしてVTRの最中に、横の小さなお立ち台スペースにカメラとスタッフさんが入ってきて準備、なんてするもんだからVTRどころじゃない。ざわ。ざわざわ。「誰が来るんだろう」という囁き声。「れにちゃん」「れにちゃん来た」。薄暗がりの中、ささーーーっと通路を走ってきてお立ち台に上ったのはれにちゃん。ぎゃー。

ここからの記憶が曖昧だ。

正確には、歌の記憶の方が曖昧だ。せっかくのチャイマなのに、かつてないほどテキトーなフリコピをした自信がある。なにしろ距離1メートルだ。やや見上げる位置ではあるが、トロッコほどではない。

れにちゃんは、黒目がちに、きゅっと口元結んで、丹念に丁寧に踊っている、というのが第一印象だった。なんちゃってチャイナな衣装は上半身がけっこうぴったりめで、体の線がよく見える……胸……あ…ニーハイの黒タイツの上のふともも領域…どこみてんのわたしおやじか、と思いつつ目が離せない。

れにちゃん挟んで向かいの、紫推しの女子二人が泣いていた。れにちゃんに見つめられて泣く女の子を見るのは、今年のバレンタインライブ以来2回目である。れにちゃんすごすぎ。紫推しの友人は、ライブ後、ここに至るまでで結構疲れていたのにれにちゃん来てドーピングされて限界を超えたらしい。れにちゃんすごすぎ。

曲の後半で、しおりんにバトンタッチした。今度はやはり向かいにいた黄色推しの女子が泣いた。みんなテンションがおかしくなっている。アイドルすごい。しおりんは相変わらず、手足が細くて長くてキラキラと星をまとっていた。黄色の衣装の効果…もあるかもしれないがキラキラしていた。

15: キミとセカイ

好きな曲だ。そんなにライブでの演奏頻度は高くない。つまり聞けてラッキーで大喜び…のはずがあんまり覚えていない。冒頭、あーりんがお立ち台にいたと思う。やはり黒ニーハイの上のあたりに目が吸い寄せられてしまうのは、お立ち台の高さが一因だよね。ね。

曲の途中で、脇の通路をかなこが駆け抜けていった。キターと思ったのに逆方向に曲がってしまいがっくりしたのはわたしが赤推しだからではないと思うんだけど、もうよく分からない。お立ち台に来てくれたのはももかだった。わたしの隣の席の子は緑推し、よかったね、よかったね、と思いつつ、これはもしかして「かなこだけ来ない」流れでは、と不安になる。

箱推しのつもりだけど、ライブでは赤っぽい格好をしている。かなこ寄りの箱。というかたぶん、ももたかぎ寄りの箱なんだと思う。この時、わたしの周りに赤の子がいなかった。考えていたのは「このままフィーバータイムが終わったら、周りの人達にわたし同情されちゃう!恥ずかしい!箱推しだから十分楽しんでるから可哀想じゃないから」というたいへん自意識過剰なアレだった。紫推しの友人にはきっとライブ後に慰められてしまうだろう、そのとき「え、箱推しだから関係ないし」と強がれるかどうか…?

16: 猛烈宇宙交響曲・第七楽章『無限の愛』

アイアイサー!

17: 労働讃歌

CDで聴いたときは好きではなかったこの曲、ライブで大好きになったこの曲。盛り上がり方がとても気持ちよい。スクワット楽しいよスクワット。休日だし女祭りだしやらないかも…という予想は裏切って、怒涛の流れの〆。終わって思わず、前の席の背もたれに手をついてぜえぜえはあはあした。久々にMPもHPも完全消費した感じがあった。「目の前にメンバー」という劇薬すごすぎた。

18: サラバ、愛しき悲しみたちよ

途中の、名前コール連発するソロパート、もっといいアイディアないのかーと毎回思いつつも中途半端に4回だけ名前呼んでる。サラバは、ぐっとためてからパッと広がるサビ部分の振り付けがすごく好き。

19: 走れ!

おー、これで本編終了かなあ、楽しかったなあ、と思ったら、

20: コノウタ

ちょっと前は定番の終盤ソングだったのに、そういう場面で使える曲が増えて演奏頻度が下がって寂しい好きな曲。ライブ映像ではなく、誰かが作ったMADのBGMに使われているのをYouTubeで見て気になって、タイトルを調べて、それが入っているライブDVDを探した記憶がある。

サビの歌詞と振りがいいよね。ストレートで。

21: ももいろパンチ

アンコール。この時点で完全に耳と喉が死んでいた。音響のボリュームがいつもより大きかった?のかな?自分の声が聞こえない。男声にのっける感じで出すいつものコールと違って、自分の声より高い女声に合わせて声出すっていうのも辛かった。枯れ枯れ。

ももパンは国立および国立円盤でさんざん見たので、全力少女が見たかったなー感はある。

22: ももクロのニッポン万歳!

記憶曖昧ゾーンふたたび。気がついたら東北パートだった、ってくらい記憶がない。特に関東パートのあーりんコールは楽しいから絶対やりたいはずなのにまるで覚えてない。

アンコールしているとき、またアリーナに下りてきてくれるかな、とそればかり考えていた。たぶんそれぞれのお立ち台が、それぞれ「◯◯ちゃんだけ来ていない」 状態のはずだ、そこはフォロースするはずだ、と考えていた。でも一向に、カメラさんがスタンバイする気配がないので、もしかしたらもう無いのかも、と諦め かけていた。

アンコール2曲目、通路の向こうからカメラ抱えてスタッフさんが走ってきた!

覚えていること。隣のお立ち台でれにちゃんが沖縄パートを歌っているのが見えた。来た。一人じゃない。いっぱい来た。かなことしおりんが、お立ち台を囲う柵の入り口あたりで入るの入らないのでわちゃわちゃしていた気がする。かなこぉぉ(念波)、が届いたのかどうか、目の前の柵までかなこが来て、しばらくそこで踊ってくれた。お立ち台にはあーりんとしおりんがいたと思う。かなこと目線同じ。ステージの上でなくトロッコの上でなく、同じ高さで、この距離で拝見するのは初めてである。155センチ公称、だった気がするけど、わたし158センチなんですけど、もっと小さく感じた。横幅が違うせいだろう。「ふっぐふっぐー」。ってことは中国パートだったのか。最後にきゅっとOKマークくれたのは「わたしに向けてだったにちがいない」と20人くらいの女子が思ったはず。

後で友人に聞いたら、れにちゃんとももかも近くの通路にいたらしい。えー。まったく見えてなかった。とにかくこれでライブ終了後に慰められないで済むという安心感と、もちろん間近で歌って踊っていたかなこちゃんを見れたのが嬉しくて、彼女たちが次のお立ち台へ行ったあと、そういうのがうわーーーっと胸に迫って泣いてしまった。恥ずかしい。映ってないことを祈る…

東北パートまでに意識を回復できたのはよかった。大好きです!鉄板です!!

23: スターダストセレナーデ

そんなに好きな曲ではないんだけど、昇天済みでどうでもいい心地。合唱は楽しい。

 

ゆみ先生挨拶。メンバー挨拶。出口間違える。

 

楽しかった!めっちゃ疲れた!

副作用の大きい「元気になる薬」を注射された人のようだった!

チケット確保のみならず良席を引き当てる、女神の幸運に感謝するしかない。

ホテルの近くのバー的なところで夕食とりつつ感想戦、も楽しかった。

いつもライブには一人で参加しているけど、友達と一緒というのもいいものだ。モノノフの友達を作りたいというか、友達がみんなモノノフになってくれれば楽なんだけど(…)。